広報用掲示板

インディーズ候補情報やら選挙ポスターのアーカイブ的なものを目指したい

2014/02/16 日野市議会議員選挙 高橋直樹(無所属)の選挙ポスター

 無所属 高橋直樹(新)

 

このポスターだけはちょっとじっくりと見ていきたい。

まず候補者本人の顔写真がない。まあ、その事自体はそれほど珍しくなく、何百種類も選挙ポスターを見ていれば2,3種類ぐらいあるので驚きはない。*1

 

ただ、本人が登場しない代わりに4人のオリジナルキャラクターが登場するというところがこのポスターの斬新なところである。また、選挙公報ではこの4人のキャラが対話して政策を紹介する形式をとっており、これまた斬新である。

 

このポスターと選挙公報では3つの政策が挙げられている。

1つめが、ラグビーセブンズの街

以下、ポスターより引用

五輪に採用された7人制ラグビー

どこよりも早く市民スポーツに

こっそり今の内にセブンズ=日野という

既成事実を作っちゃいましょう

東京五輪に向けて、2016年リオ五輪から五輪に採用される7人制ラグビーで町おこしをしようということだと思うのだが、「こっそり今の内に」とか「既成事実を作っちゃいましょう」とか若干怪しく見える表現なのはなぜなのだろうか。

左のメガネっ娘ラグビーボールを持って「私を日野につれてって」、右の青い目の女の子はポンポンを持って「VIEL ERFOLG!」となぜかドイツ語で応援をしている。ドイツ語圏とのハーフ設定なのだろうか。

選挙公報では数ある競技の中からなぜ7人制ラグビーを選んだかというのが対話形式で紹介されているので是非読んでおきたい。

ちなみに東京五輪7人制ラグビーは新国立競技場で開催を予定している。

 

2つめが、子どもの安全・いじめ

先生だけでは目の届かない時間も市職員で見回りをします

と3つのなかではいたって普通の政策である。

これまた女の子のキャラが「要チェックしちゃうよ」と言っているが、このキャラは立場的にはチェックされて守られる側ではないのかと思う。

 

そして、3つめがご当地スイーツとか

B級グルメゆるキャラに続いてはコレ

全力で市民生活を楽しみましょう

"とか"とあるが、ポスターには他の例示は特に書いていなくてモヤモヤとさせるが、選挙公報の方では季節のイベントと書いてあるのでそれが"とか"にあたるのだろう。

ご当地スイーツの具体案なんかも特に書いていない。ご当地スイーツや季節のイベントというのはあくまで例であって「全力で市民生活を楽しむ」ということを訴えたいのではないだろうか。ポスターや選挙公報を見る限り、候補者本人が市民生活を楽しんでいることはよく分かる。

左側ではボクっ娘が「ゆるキャラはボクがいるしね」と言っており、日野市非公式ゆるキャラの誕生である。

ポスターでは書かれていないが、選挙公報の方ではご当地スイーツの流れからボクっ娘と要チェック娘の会話が続いていく。以下選挙公報より引用(左ボクっ娘発言 右要チェック娘発言)

 

 < みんな真面目なこと書いてるのにココだけ毛色違うよね

まぁ市議会が国会の支店である必要ないからな >

< 右とか左より市民生活を楽しみたいって人は是非2票お願いします

2票?小選挙区比例区とかないけど >

< 今回と次回。1期じゃ分かんないこと多いって小泉さん言ってた

きょんきょんじゃない方ね >

< ところで外のポスター、ネクタイ学年毎としても4色あったらおかしくない?

細けぇこたぁいいんだよ >

ココだけ毛色が違うという、自虐というか客観的な分析をし、それを踏まえて市議会が国会の支店である必要がないというなかなか鋭い意見をあっさりと言わせている。さらにさらっと次回の選挙への出馬まで匂わせるような色々と含みのある会話を展開させている。

 

ポスター、そして選挙公報の一番下には共通して、これまでに登場した4人のキャラクターの立ち絵と

 

ときめき地産地消 まるひの

 

と書いており、これがこの4人の登場する漫画?のタイトルではないかと思われる。ここ数年前から定番の4文字タイトルである。

 

この衝撃的なポスターと選挙公報で勝負をかけた高橋候補がどれくらいの得票を得るのか、そして2期があるのか要注目である。

 

街頭演説情報などがあれば是非情報提供をお願いします。

 

 

 

日野駅前の掲示場のポスターにはなぜか折り目がついていた。

*1:ぱっと思い出せるだけでも昨年の参院選の浜崎茂とか、2011年埼玉県議選の山口節生とか・・・