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インディーズ候補情報やら選挙ポスターのアーカイブ的なものを目指したい

映画「立候補」を見てきました。

参院選公示を目の前に控えた7月2日、公示後は現在進行形の事象を追っかけていくのに忙しくなって見に行く時間もなかなか取れないだろうと、ついに決心して見に行ってきました。

 

 

 

Facebookなどで昨日の会が満員で立ち見もいっぱいになったとの情報を入れていたため、念のため19時開始のところ17時半頃に行き整理番号をGet、早すぎかと思われたが10番目でした。

 

その後、東中野駅前で共産党の辻立ちなんかを観察して18時半頃に戻ったところ、徐々に人が集まり始めて階段は開場待ちの人でいっぱいになってきて、「この人たちは選挙クラスタなのか、ただの映画好き、ドキュメンタリー好きなのか、マックの映画だということで観に来たミーハーなのか・・・?」と思っているうちに開場。結局、開場時間までに来なかった人がいたため3人目ぐらいで中に入れたため真ん中あたりの良席を確保しました。

 

さて、映画本編は2011年11月に行われた大阪府知事選に出馬した時のマック赤坂の選挙活動を立候補届出から選挙後までの密着取材を中心として、いわゆる泡沫候補と呼ばれる当選の見込みが無いと扱われた4候補へのインタビュー、またそれと関連して諸派無所属候補界では有名な存在である外山恒一*1羽柴誠三秀吉*2へのインタビューを挟むという構成となっている。

 

マック赤坂の選挙活動やああ見えても本気で戦っているということについては街頭演説(スマイルダンスではなく、真面目に話をしているところ)や、泡沫候補として扱われる事に対してのアクション、また彼の著作なんかを読んで既に分かっているため目新しいところは少ないのだが、マック赤坂あるある*3がまとまっていて、政見放送でのパフォーマンスでしかマックを知らない人にとっては新鮮ではないかと思う。

 

マック赤坂の出演シーンよりも楽しみであった他候補の出演シーンであるが、それほど長くないインタビューの中にそれぞれの候補者の人柄があらわれており、非常に見応えたっぷりだった。中村勝候補なんかは選挙ウォッチャーの間では知名度が高くなってきて話題に上がることも増えてきたものの、マック赤坂などと比べて情報も少なく、まだまだ謎が多い候補であったが、この映画を見ることによって今まで以上に尚のこと応援したくなるだろう。

 

そしてマック赤坂の密着取材の見所は、マック赤坂本人よりマックを支える人たち、中でも今まで謎に包まれていたマック赤坂の秘書へのインタビューだと思う。

マック赤坂に街頭で出会ったときにいつも隣に居る彼の存在はいつも気になっていて、なぜこんなマック赤坂の秘書なんかやってるのかというのは前々から非常に気になっており、スマイルセラピー協会あるいはマックの貿易会社の社員で選挙前から付き合いのある人がやらされているではないかと勝手に推測していた。彼へのインタビューではマック赤坂の秘書になった理由をはじめ、マック赤坂の秘書としての苦労などが語られ、彼に対しての見方も変わった。

また、昨年12月の衆院選の最終日に秋葉原自民党街宣に横付けした時のマック赤坂の映像も収められており、あの時現地に居た者としては、「あの時自民党目当てで来た人と言い争いになり一触即発になりかけてた運動員がいたけど、まさかそういう人だったとは・・・」と、あのシーンにはグッとくるものがあった。

 

そして上映終了後、マック赤坂が来館しているとの館内アナウンスがあり、席を見回したところ衣装を決め込んだ主演男優が後方の席にちゃっかり座ってるではないか

 

このタイミングで遭遇したからには参院選に出るのか出ないのか、とりあえずそれだけは聞いておかなければとロビーに出てマック赤坂に近づいたところ、東京選挙区から出ることになったとの本人談。毎日新聞の予想される顔ぶれに名前がなかったので出ないのかと不安だったが、出ると本人の口から聞いたことで一安心

 

 

 

劇場の外に出たところいつもの選挙カーがあり、もちろん秘書の方もいらっしゃってました。駐禁とられるからと車の見張りをしておりました。

 

思わぬサプライズでしたが、今日行こうか別の日にしようか迷ってただけに今日行くことができて結果としては本当に良かったです。

 

映画「立候補」は選挙ウォッチャーは見ておくべきだし、そうでない方でも退屈すること無く楽しめると思うので、是非観てもらいたい映画でした。

*1:2007年東京都知事選に出馬、挑発的な政見放送が話題に

*2:大阪府、長野県、夕張市など幾度も首長選に出馬、鎧兜を着ての選挙活動、選挙ポスターなどで話題に

*3:街宣を止めようとする勢力に対して高圧的であるところ、スマイルダンスをやめて真面目に話し始めると聞いてもらえないところなど